「体力がなくなり健康を失うと、かように選択肢が狭まってしまいます。選択肢が狭まると、自由は制限されます。つまり、自由闊達に、ラクをして成果を上げる人生を送りたいのなら、健康に留意することが大切なのです。(p-144)」
大塚氏【番号052】や井上氏【番号053】も言うように、30代から40代になり、働き方が変わります。その中で、健康の位置づけが最重要になることを痛感しました。フィンク・ジュリウス氏【番号013】も「旅行に行っても、旅行先で街を思う存分散策できなければ、旅行の楽しさも半減します。(途中略)思うように動けなければ、楽しくありません。」と述べています。
「彼は長らく「月曜日から金曜日とは、会社に行きながら、土日に元気に登山するための準備をする期間」と割り切って働いていました。残業も無理もしないので出世もせず、はた目にはパッとしないように見えても、本人は充実していたのです。(p-145)」
【思考001】でも述べたように、親友Tも「仕事のことなんか考えていません。明日のドライブのコースを考えているので、仕事どころではないです。」と、平日の仕事の場面以外では、土日に車の趣味をするための準備をする期間と捉えていました。佐々木氏【番号029②】は、「仕事というものがもっている力は極めて強いものがあります。下手をすると、君の人生を飲み込んでしまいかねないのです(p-46)」と注意をしています。健康に対する管理もそこそこに、人生の大半を仕事に費やし、身体を壊してしまってはいけないというのは、私の教訓となりました。
「正義を主張するとは、よほど力のある人でない限り、ウソをつくことになるか事態を悪化させる事態になってしまうのです。(p-180)」「余裕がないのに安易な気持ちで手を出すと、結局は自分の首を絞め、ウソをつくことになり、相手に迷惑をかけることがあると弁(わきま)えることです。(p-181)」
私自身、掃除の手伝いや、換気、マシンの修理、椅子の修繕等の雑務を真剣に行っていたため、助手のメンバーや清掃員ともやり取りをしていたので、メモや予定が大量になり、時々忘れてしまうこともあり、迷惑になってしまったこともありました。そのように自分自身の仕事量が多くなることで、マレッグ・マキューン氏【番号010】のいう「あらゆることを学び、何でも自分でやろうとしていた。」ことが、ストレスの要因だったと感じます。