MoGE カフェ in the house!!

40代サラリーマンの読書の足跡。ホッとしましょう♪

大切なユニフォームのように自分自身を丁寧に扱う【思考002】

「私の1枚の仕事のユニフォームですら、一週間のうち、着用されるのは3日ほどです。1回着られたら、洗濯され、きれいにたたまれてロッカーにしまわれます。野球のグローブに関しては一週間に1回ほどしか使いませんが、きれいに磨かれて、大切に保管されています。」

 

親友Tの言葉【思考002】

 

私が仕事に疲れていて、一週間はきついね、と話していた時に、親友Tが言った言葉です。人間の使う道具に対して丁寧に扱うということを前提で話をしていたのですが、では「なぜ自分自身をもっと丁寧に扱わないのか」というのが、彼の論点でした。

道具に関して言えば、常時使われ続けることもないけれども丁寧に扱われて、長持ちするように非常にやさしく管理されています。一方で、自分自身は常に動き続けているし週に5日も6日も働いたりしていますでも、誰も自分自身をいたわってくれたり、丁寧に扱ってくれたりとか、あたたかい眼差しで保護してくれる管理者はいません。つまり、本来は長持ちするように丁寧に扱わなければいけない自分自身の体を、いつの間にかこき使っているのではないか、ということでした。そのことを「自分自身に関しての管理の意識が乏しいのではないか」と表現していました。

 

「学生の頃の部活動はとても厳しかったですが、たった3年間です。3年間我慢すれば、それで終わります。3年間という期限があったから、厳しい活動に耐えることが出来た、身体的にも保つことが出来た、それだけです。仕事には期限がありません。今後もし、70歳まで働くとしたら、まだまだ30年以上あります。期限がない状態で、全力を出し続けて仕事をするのは不可能です。」

 

私が仕事で長期間動き回りすぎて、頚椎症になり左手に痺れと筋力低下、ひどい痛みが出てしまい、仕事に支障が出た時に、精神的にも不安定になった時期がありました。その時に、親友Tは仕事自体に全力で向き合うことに関して、注意をしてくれました。私自身は、「やれば何とかなる」とか、「根性で乗り切る」とか、無理をすることが絶対に必要だと感じていました。ただ、年を取るとともに体は変化しますし、疲れもたまりますし、若い頃と同じように動き続けることは難しいことを、身をもって理解できました。

 

やはり、身体を長持ちして楽しく生きることができるように、健康で年を重ねることが出来るように、自分自身を丁寧に扱うことが非常に重要だと思いました。

 

参考)親友Tの言葉【思考002】