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40代サラリーマンの読書の足跡。ホッとしましょう♪

人生の「成功」とは何か?【番号016】

「学生時代に遊んで暮らしていた彼らが今や、僕よりも年収も社会的地位も高い「成功者」になっていて、かたや、学生のころに真面目に頑張っていた僕は、歴史的偉人になるどころか、しがない平凡なサラリーマンに成り下がっている」

 

高田晋一:やってみてわかった成功法則完全実践ガイド;DISCOVER出版【番号016】

 

私自身は平凡なサラリーマンになることも重要な要素です。順調に仕事ができて、会社で十分活躍できることは素晴らしいことですが、一生懸命に働いていても仕事がうまくいかないこともあり得ます。平凡に働ける状態が続いているのであれば、それは素晴らしい事なのではないでしょうか。高田氏のいう平凡なサラリーマンに成り下がるというのは悲しい解釈だと思います。では「成功」とはどんなことなのか、高田氏の定義を確認します。

 

「「成功」とは、地位や富の如何によらず、「理想とする人生を手にしている」状態のことを指すのではないでしょうか。「理想とする人生」とはたとえば、「したいこと」ができている、「手に入れたいもの」が手に入っている、「なりたいもの」になれている、といったものが考えられます。」

 

つまり高田氏が示す成功の定義とは、「理想とする状態に近づくかどうか」であるので、平凡なサラリーマンに成り下がったと解釈するということは、理想の自分ではなかったということが分かったのだと思います。森氏【番号003】の言うように仕事というのは、楽しいことをするためのお金を得るためにしているに過ぎないと考えてみると、平凡なサラリーマンでもお金を稼ぐ事ができて、大好きなプラモデルが買える!とか、年に二回スキーに行く!とか、そういうことがあれば、「平凡なサラリーマン」が「充実したサラリーマン」に変身することも可能なのではないかと感じます。つまり、やりたいことを見つけるということです。

 

「たとえ無理矢理だとしても、自分で自分の心を探ることで、すでに自分はもっているであろう答え(やりたいこと)のかけらでも知り得たいと思うのです。」

 

自分のやりたいことが分からない状態から、やりたいことが見つかる状態へ変化を起こすために自己分析し、成功への道を歩むことが成功への最短距離だと高田氏は述べています。私の周りにはプラモデルが大好きな人、漫画が大好きな人、ロックミュージックが大好きな人、車が大好きな人、クマムシが大好きな人等、みな楽しくやりたいことをやっています。みな、自己分析をしなくても見つけているようです。とても複雑です。

 

参考)高田晋一:やってみてわかった成功法則完全実践ガイド;DISCOVER出版【番号016】