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40代サラリーマンの読書の足跡。ホッとしましょう♪

思考時間の確保は大切な時間の一つ【独り言013】

前回【独り言012】【番号031②】より、「「純粋な好奇心」と「毎日の発見」で複雑な世界を確認するのが私の価値観だと思います」と記載しました。これは確かに重要で、しばらく実施していました。ここ最近では、かなり意識して確認してきました。しかし日常の「困りごと」「仕事上のトラブル」「家族の変化」など、予想外の出来事は簡単に生じます。それは外部の動きであって私自身の変化ではないため、私が変化させることは大抵難しいことが多いです。そのため、本当は「楽しいこと」を考えたいし「純粋な好奇心」のもとで探求したいのですが、「困りごと」や「仕事上のトラブル」などの影響力が強いため、私の大切な思考時間が「楽しくないこと(自分の意図しないこと)」に奪われてしまうのです。つまり、自分のやりたいことを本当に十分に楽しむ場合は、「楽しくないこと」を考える時間を少なくして、いかに「楽しいこと」に費やす時間を増やすかにかかっています。

 

ここで重要になるのが、いかに「楽しいこと」と本気で向き合うかが、重要な要素であることは間違いありません。【独り言011】で、「自分自身の身体のために時間を設ける」と明記しましたが、この真の意味は、その「楽しいこと」を入念に調べたり、想像したり、計画したり、実施したいということを実行に移し時間を費やすということです。例えば、私は【趣味003】で、「きれいな歩行」を意識して過ごしていますが、「きれいな歩行」に対して自分自身の歩行はどのような状態なのかを知らなければなりません。そのためには、まず、①カメラを用意して自分の歩く動画、もしくは連続写真を撮る必要があります。その様子が分かったのであれば、②自分の歩行は正しい歩き方、効率の良い歩き方、負担のない歩き方をしているのか、正常と言われる歩行と比較する必要があります。次に③自分の身体の部位のどこが正常と異なるのか、違いを明確にします。④違いが確認されたら、なぜ異なるのかの原因を推測する必要があります。⑤その原因に対して対応方法を検討し、自分自身の対応策を考え出します。⑥自分の考え出した方法を実行し、必要な期間続けて、効果を確認します。⑦効果があるのならば継続します。効果が無いようであれば④のなぜ正常とことなるのかを再度検討し、再び⑤の作業⑥の作業と繰り返します。

 

このように、自分自身の「楽しいこと」を本気で考えた場合、他人に言われた「~やるべき」ことよりも、自分自身のために「やらなければならないこと」が山ほど出てきます。現状の私は、日常の「困りごと」「仕事上のトラブル」「家族の変化」など、予想外の出来事によって、「楽しいこと」を考える時間が削られてしまっています。まだ、「本気度」が足りない、もしくは現状の様々な外部の変化に「執着」してしまっているのかもしれません。「執着」は自分の考えで制御できない状態(考えを意図的にやめることができない状態)と考えます。自分の考え方をコントロールできるよう精進します。

「普通」ではなく「複雑」、私の価値観【独り言012】

私は自分自身が「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型人間である【番号063】、ということが概ね妥当であろうということが分かりました。また、【番号031②】より「純粋な好奇心」と「毎日の発見」が私の価値観の中心にあるというとこが分かってきました。以前【番号060】で、健康度が高い状態には、「感謝する心」と「生きがい」「感動できる」の3つが必要だという考え方に触れましたが、「生きがい」と「感動できる」に関しては、「純粋な好奇心」と「毎日の発見」の中で解決できていくのではないかと思っています。しばらくは「純粋な好奇心」と「毎日の発見」の2つに価値観を念頭に、常に意識した状態で過ごしてみます。仮説としては、これら2つの価値観を常に念頭にいれて生活することによって、生きがいである「楽しいこと」【番号060】につながる可能性があります。そして、それらを意識することで、「優先順位」が変更される【番号062】可能性があります。そして【独り言011】で示した時間配分が、稼働できるのではないかと思っています。

 

ここで「純粋な好奇心」と「毎日の発見」とはいったい何なのか、ということが重要になります。私の「純粋な好奇心」とは、調べる(本を読む)、考える(頭の中のことを書く、あたまの中でまとめる)、検証する(自分で試す、他の人や物事の動きを観察)、間違いや正解を確認して再び検証するという一連の流れのことを「純粋な好奇心」と呼んでいるようです。また「毎日の発見」とは、何か気になった事柄を示します。どうやら、「毎日の発見」に対して、「純粋な好奇心」の一連の作業を行うということが、私のbeing型の人間としての生き方のようです。つまり「毎日の発見」を蓄えて、それらを「純粋な好奇心」で検証していくことが私の生きがいになるようです。

 

今までの自分の生き方を思い出すと、「なるほど」と確かにうなずける場面が多いのではないかと思います。私は親に「常識がない」とか「当たり前のことも分からない」とか「普通に考えればわかる」とかよく言われていましたが、何が当たり前で、何が常識なのかは「全ての人に共通はしていない」と感じていました。幼いながら、人それぞれ、色々な境遇や生活スタイルがあると漠然と思っていましたので、「当たり前」とか「普通」とか、そのようなことは間違いもあるのだ、というのを必死に反論しようとしていました。ただ幼い頃は手段が分からず、そのような親への反論はあまり効果がありませんでした。

 

就職して親元を離れ、自分の好きなように生活してきましたが、考え方の根底には、考え方や生き方は様々で、自分の分からない何かがたくさんあるという思いがあるのだと思います。そのため簡単に「普通」とか「常識」とかいった言葉で解決するのではなく、「純粋な好奇心」と「毎日の発見」で複雑な世界を確認するのが私の価値観だと思います。

「やるべきこと」より「したいこと」【番号031②】

「こう生きるべき」という偽物の価値観を、自分の価値観と勘違いしないようにしましょう。(p-92)

 

八木仁平:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方;KADOKAWA【番号031②】

 

北野氏【番号063】の提示した「嘘をつかないことが大切」ということと、私の中ではとても調和しています。子供のころから「努力しないと素晴らしい人になれない」、「成長しなければ意味がない」、「真面目にこつこつ努力することが成功に必ず必要【番号051①】」、といった言葉に背中を叩かれ、知らず知らずのうちに重要だと思い込んでいたのでした。

 

「「~べき」「~しなきゃ」という言葉が出てきた場合、それは他人からの期待であって、自分が本当に望んでいることではありません。(p-93)」

 

現状では、仕事中に私自身が無意識に頭の中で指示していたり、無意識で動いていたりすることに対して、見つめなおすことが重要だと感じています。自動的にやっているようで、実はやりたくないことを無理してやっている、ということを認識することで、自分の本来の考え方や感じ方と、直接やり取りが出来るようになります。八木氏は「~したい」が本物の価値観(p-93)と述べていますが、価値観を見つけ出すためには、リストアップが必要だと説いています。価値観をリストアップして言語化することが必要ということは、リストアップして言語化する作業を行わず、何となく過ごしていた場合は、価値観を見つけることは困難であるということとも捉えられます。つまり、かなり意識して、時間をとって、自分自身を見つめる機会を作らないと、自分自身の価値観が分からないということになります。

 

やるべきことに縛られている人は、しがらみや常識を身に纏い、より不自由になっていきます。そして「学生時代が一番楽しいんだから、今のうちに遊んでおけよ!」と若い人たちにアドバイスをし始めます。(p-10)」

 

確かにこのようなアドバイスをされて、「大学時代は遊んで過ごそう」「仕事についたら遊べない」という考え方で過ごしていたと思います。そのような延長線上で仕事に向き合っていたため、なおさら「仕事についたら遊べない」のが当たり前と感じてしまっていたのだと思います。今の私の中では、「純粋な好奇心」と「毎日の発見」が価値観の中心にあるのだと思います。八木氏のいうようなリストアップはなかなか時間をとっても難しいですが、毎日の生活の中で、この二つを丁寧に見ていくと、充実した時間がおくれることが分かってきました。【番号064】のように、1日1時間でも有意義な時間を積み重ねていきます。

 

参考)八木仁平:世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方;KADOKAWA【番号031②】

時間を作って趣味にあてる3000時間【番号064】

人生100年時代、定年は70歳の時代がやってきます。20代、30代の仕事のやり方のまま、70歳まで走り続けることができるのか。多くの人が「それは無理だ」と思うのではないでしょうか。(p-2)」

 

「THE21」編集部編:40代で必ずやっておくべき10のこと;PHP【番号064】

 

これは正に、今まで私自身、このブログで書き続けてきたことと同じです。斎藤氏【番号059】のいうように「自分を過信して無理をしない。基本的に、(仕事を)小分けにする。コンスタントにやり続ける。(p-192)」と解釈してきました。【独り言009】でも健康に対する向き合い方、【独り言011】でも仕事や自分自身の時間の在り方に関して検討してきました。自分自身の時間配分に関しては、全体の30%は作り出したいと考えているので、生きがいとしての「趣味(楽しいこと)」や「興味のあること(将来に関すること)」に時間を作るようにしています。

 

「趣味の時間を捻出するには、今の働き方や生き方を見直す必要があります。例えば、今の仕事に全力を注ぐのをやめるのも一つの考え方です。(途中略)たいして出世が見込めないのに仕事に全力を傾けるのは、時間の無駄です。(途中略)いかに仕事に時間をかけないか、という視点は常に持つべきです。(p-236;成毛眞)」

 

今までの私の思考過程の総決算のような文章です。ジョン・フィッチ氏【番号051②】の示した「自分自身にとって価値のある時間の積極的な獲得」に力を注ぐことが、私の心身にとって、とても大切な時間になります。また、この大切に使う時間の価値に関して以下のように述べています。

 

(趣味・技術でお金を稼げる域に達するには)目安として、(途中略)3000時間を費やす必要がある。(途中略)3000時間ということは、1日1時間かけても10年はかかる計算だ。だからできるだけ早く、40代から始めた方がいいのです。(p-233)」

 

今のところ、私の趣味をお金に変えるような技術として、今後を検討しているわけではありませんし、おそらくお金にはならないのではないか(?)と思います。また、そこまで戦略的に計画を立てられているわけではないので、あくまでも、ある程度自分の知識が使えるようになるまでには時間がかかる、という感覚は皮膚感覚で得られました。現状での趣味は、今までのストレス発散のためのきっかけ作りというのが主な理由です。今後、自分の楽しみ(生きがい【番号060】)が、将来の役に立てることが出来れば、とてもうれしいです。

 

参考)「THE21」編集部編:40代で必ずやっておくべき10のこと;PHP【番号064】

「やりたいこと」ではなく「どんな人でありたいか」【番号063】

「仕事における「楽しみ」について。人間には「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる。99%の人間はbeing型である。だから、「心からやりたいこと」がなくても悲観することはない。(p-255)」

 

北野唯我:転職の思考法;ダイヤモンド社【番号063】

 

私も仕事上「やりたいこと」を見つけてそれを真摯に実行していましたが、それが実は「ウソ」「偽り」の「やりたいこと」だったことが災いしました。何とか私自身も「何者」かになりたかったために、「ウソのやりたいこと」を「心からやりたいこと」だと信じ込むことによって仕事に立ち向かっていきました。そのため、自分の心に対しての「ウソ」が充満してしまったのだと思います。本来の私は「楽しく生きたい」とか「友達と有意義な時間を過ごしたい」とか、「どんな状態でありたいか」の方が大切なbeing型の人間なのでしょう。

 

「信頼とは、『自分に嘘をつかないこと』だ。そしてbeing型の人間にとって、自分への信頼を保つのが難しい。嘘をつかざるをえないとき、『やりたいことのためには手段を選ばない』という言い訳ができるto do型の人間と違って、being型の人間は精神的に逃げ場がないからな。いくら強くなっても、仕事で嘘をついている限り自分を好きになれない(p-219)」

 

確かに、私は何が何でも「何かをやる」というto do型の考え方ではありません。そのため、私自身がbeing型の人間であるということを自覚し、「自分に嘘をつかない」「自分を嫌いにならない」選択肢を選ぶという考え方を導入することが、私の生き方には重要だと感じました。つまり、自分の中で嘘だと感じたことに敏感になることで、出来るだけ嘘を最小限にするという観点を取り入れたいと思います。

 

「大事なのは、仕事をしているうえで、自分にとってまったくストレスを感じない瞬間はいつか?を考えることだ。それは好きなことに通ずる可能性が高い。(p-228)」

 

神田氏【番号019】の言うように「見えないものを追うのではなく、目の前のものを輝かせる。」ことが、嘘をつかず、ストレスを少なくし、自分のベストの状態を保つために必要な事だと思います。榊原氏【番号060】の示す生きがいつまり①楽しいことをする事に、私の存在の意義を感じます。これが「自分はどんな人か?」という問いに対する一つの答えになるのではないかとも思っています。【番号051②】で、ジョンフィッチ氏の示した「自分自身にとって価値のある時間の積極的な獲得」をとても充実した時間の中で考えています。

 

参考)北野唯我:転職の思考法;ダイヤモンド社【番号063】

趣味・仕事への取り組み方【番号062】

「あなたが何かの仕事に取り組んでいるとき、その仕事を強く意識すると、いつもよりよい結果を出せる(p-35)」

 

ブライアン・トレーシー:フォーカル・ポイント;Discover出版【番号062】

 

よりよい結果かどうかは分かりませんが、強く意識すると、その仕事に対しての考えが仕事以外の時間にまで及びますので、以前の私であれば不安感も含めて、頭から離れられなくなっていると思います。しかし上記の「強く意識する」という言葉に含まれる、真の意識に関して、今までの思考の中で失敗を重ねてきたうえで、現状での私なりの見方があります。

 

例えば、ある仕事を強く意識した場合、その仕事を非常に大切にします。大切にする場合は、その仕事を丁寧にするようにします。丁寧にするとその仕事の準備に時間がかかります。その準備の時間の確保が必要になります。その仕事をすることより優先順位が落ちる作業に関しては切り捨てて時間を作ります。更に、強く意識した仕事に集中するために、新しい作業を追加し、より磨き上げた仕事になるように時間をかけていきます。

 

ここで、より完璧に仕事をこなすには、身体の維持が最重要になります。仕事がパーフェクトに行える身体を維持するには、身体に対するメンテナンスも高い優先順位に含める必要があります。

 

例えば、身体のメンテナンスを強く意識した場合、身体のメンテナンスを非常に大切にします。大切にする場合は、身体のメンテナンスを丁寧にするようにします。丁寧にすると身体のメンテナンスの準備に時間がかかります。その準備の時間の確保が必要になります。身体のメンテナンスをすることより優先順位が落ちる作業に関しては切り捨てて時間を作ります。更に、強く意識した身体のメンテナンスに集中するために、新しい作業を追加し、より磨き上げた身体のメンテナンスになるように時間をかけていきます。

 

つまり、重要だと思うことには時間をかけますが、本気で時間をかけるということになります。そのため無駄な時間は極力避け、その準備にも心から丁寧に行える(焦ってやるのであればそれは真に意識されたことではない)と思います。それが優先順位だと思います。ブライアン・トレーシー氏は、箇条書きで以下のように明示しています。

 

「人生の質を高める4つの方法。①重要なことを増やす、②重要でないことを減らす、③新しいことをはじめる、④あることを完全にやめる(p-20)」

 

参考)ブライアン・トレーシー:フォーカル・ポイント;Discover出版【番号062】

言語化した情報は他人と共有できる!【番号061】

「インプット(検索する、調べる、本を読む)は重要ですが、本を100冊読んでも、アウトプットや行動を何もしなければ、現実は変わりません。(p-281)」

 

樺沢紫苑:言語化の魔力;幻冬舎【番号061】

 

とても良く分かります。私自身、20年前から本を読んで「いいな」とか「なるほど」と思ったことを、本に印を付けたり、付箋を貼ったり、コメントを残したりしていましたが、その本を再度開くのは数年後でした。たびたび、本田直之氏、佐藤優氏、奥野宣之氏らの本を読んで、情報を一冊の本にまとめたり、本一冊の要点をA4用紙一枚にまとめたりして言語化したりしましたが、長続きしませんでした。また読書猿氏の独学に関しても、改善やこまめなテクニックとしては使用しますが、私自身にとって継続は難しい状況でした。ただ、言語化されているので見直すことは出来ますが、内容を忘れてしまっているため思い出すまでに時間がかかります。その意味では、積み重ねが出来ていないので、同じことの繰り返しが続いていました。

 

「自分の頭のなかにある「悩み」「苦しみ」「モヤモヤ」を言葉にして吐き出していく。「想い=思い」が言葉になること、言葉にすることが言語化です。それによって「悩みが解消」し、「癒やし」が実現するのです。(p-209)」

 

確かにその通りでした。出来るだけ文字にして、現状の自分の想いを自分自身に説明できるように心がけて、何が悩みなのかを文字で推測していく作業を続けると、一時の「癒し」は体現出来ました。ただ、やはりその積み重ねは難しく、どのように言語化の積み重ねが出来るのかを何となく「モヤモヤ」とした状態で10年以上は考え続けていました。

 

言語化(アウトプット)して、外化することで、その情報は、初めて他人と共有することができる。(p-214)」

 

なるほど!

私は、悩んでいることを言語化はしていましたが、その言語化に対して自分一人で保存することが目的(?)となっていました。そんなことを話す時間や相手がいなかったからかもしれませんが、ある時、親友Tが色々と話を聞かせてくれた時から、他人との情報共有が非常に重要だと気づきました。更に、以前よりブログに興味はありましたが、私自身の人生観や仕事観の見直しがいつでも可能で、更に他人と共有ができるというメリットがあることが分かりました。今回、このようなブログのお陰で、私自身の積み重ねが皆様と一緒に出来ていることにとても感謝しています。

 

参考)樺沢紫苑:言語化の魔力;幻冬舎【番号061】